育児をしているお母さんお父さんお疲れ様です。
今回は、現在小学生になった息子の小さかった頃の記録をまとめます。
激しい人見知り、場所見知り、後追いで疲れ果て、自律神経が不調になった私の体験談も交えつつ、息子のその後までを綴ります。
こんなに人見知りでうちの子大丈夫?と心配な親御さん。大丈夫。うちもでした。。。
人見知りがひどすぎて、ネットで検索をしまくり体験談や対策を探しては読んで、を繰り返した経験があったからこそ、1人だけじゃないよ、うちもだよ、という安心感を皆さんに知ってもらい少し肩の荷を下ろしてもらいたいなと思います。
0歳10か月 人見知りの始まり
寝返り期やお座り時期には、親以外の人が話しかけてきても割とニコニコして自分からも近寄ることもあった息子。
やっぱり愛嬌があるとみんなに可愛がられて親も嬉しいですよね。こりゃとんでもない太鼓持ちになって営業もできちゃうんじゃないかと思っていた矢先、もうすぐ1歳を迎える前に奴がやってきました。
「人見知り」
よちよち歩けるようになってきたからと、いつもとは違う大きな子育て支援センターに行ってみたところ、初めての先生やお友達、親御さんに対して大絶叫で泣きました。
それからというものの、エレベーターで声をかけてきたおばあちゃんや、実家の母や父、近所の小学生など好意的に接してきてくれた人たち全員にとんでもない拒絶反応を示し大声で泣きました。
心が折れる日々の始まりです。。
1歳~2歳 子育て支援センターに通う
我が家は転勤族なので、親以外の親族とは常日頃会う事ができません。
たまに実家に帰って祖母や母に人見知りの息子を会わせると、「誰にも会わせてないから人見知りがひどいんじゃない?」「やっぱり一人っ子だから人見知りになるのよ」と言われ撃沈。
今思えば元々の性格によるもので、環境や兄弟の数なんて関係ない、私自信も三人兄弟で祖父母と同居し、生まれた瞬間から人に囲まれて過ごしていたにも関わらず、大人になった今でも人見知りなのだから。
でもその時は息子のコミュニケーションの成長について心配で心配でしょうがなかったから、こうした一言がかなり傷つきました。
それからは前よりも子育て支援センターに行ったり、公園で同じお年頃のお友達に会わせてみたりしました。
でも大人数でも少人数でも私の傍から離れず、遊んで楽しそうにしているお友達をただただ見るだけで加わろうとはしませんでした。
いざ話しかけられてもぎゃん泣きをするので、せっかく話しかけてくれた人も「泣かせちゃってごめんね!!」と離れていきました。
周りを見てもうちの子ほど人見知りが激しい子はいない、何か障害があるのではないか、そんな不安で日々過ごしていました。
そこで、通っていた子育て支援センターの先生に相談してみることに。
最初から息子の人見知り・場所見知りに対して暖かい目で見守ってくれていた先生です。
「人と関わろうとはしていないけど、しっかり周りを観察しているし、少しずつ環境に慣れて安心感を持つようになったら変わってくると思うよ。だから沢山の場所に行くよりも、ここに通って少しずつ慣らしてごらん。」
と言ってくれました。
確かに、子育て支援センターのイベントに行っても、おもちゃや遊びに参加せずに私の膝の上からは決して動こうとはしなかったものの、じーと回りのお友達の動きを見て、何もしていないのに帰りのベビーカーでは乗った瞬間に寝る程疲れていました。
この子なりに環境に慣れようと頑張っているんだ、怖がって何もしていない訳ではない、と改めて感じました。
それから、1歳~2歳まで子育て支援センターに通い、2年目でやっと先生と手を繋ぎ輪に加わったり、遊ぶことができました(必ず私の手を繋いでしか動けないけど‥)。
息子は発語が割と早く、家では1歳の頃から2語文、3語文をよく話していたのですが、人前ではあまり話さなかったため、喋らない子と思われていた息子。
2年通ってやっと人前で「貸して」「いいよ」が言えるようになりました。
1歳~2歳 後追い
外での人見知り、場所見知りはある程度仕方ないなと思えていたのですが、家の中での後追いには私の神経が磨り減るほど疲れてしまいました。
はいはい時期の頃の後追いは可愛い物だったのですが、歩けるようになると傍から立っただけで「お母さーん!!」と大泣き。トイレに行っただけで、トイレのドアを叩き大絶叫。
コミュニケーションができるようになって、事前に「トイレに行ってくるからね。」と伝えても一緒にトイレの中まで付き添ってくれます。
こんな感じで、玩具で遊ぶのも私と一緒じゃないと遊ばないので、年中さんになるまでは1人遊びというものをしませんでした。
料理をしている時だけでも1人で自由に動きたいため、料理をする時間になるとNHKのおかあさんといっしょを見てもらいました。
テレビを見ている時なら同じ部屋で自由に移動ができます。(テレビを見させていてもトイレに行くと大絶叫)
「付いてこないで!!」と何度思ったか分かりません。
「大きくなったら親なんて振り向きもしなくなるわよ」と親に言われましたが、私は今が辛いんだ。そんな先の将来の事なんか考えられない。
夫が休みの日は1人でカフェに行かせてもらっても、ネットで「人見知り 対処法」と検索してみたり、相当追い込まれていました。
転勤先で自分の友達もいなくて、息子と同じ年ごろのご家族と知り合いになっても、人見知りのおかげで一緒に過ごすことができませんでした。孤独。。
2歳~3歳 自律神経失調症(私の)
この時が1番しんどかった時期。
息子の人見知り、場所見知り、後追いがピークの時期に夫の仕事が忙しくなってしまいました。
さらにコロナ渦となり子育てイベントが軒並み中止となり引きこもる日々。
1番最初のきっかけは、朝目が覚めると天井がぐるぐると回り、眩暈がする中トイレで吐きました。
それから食欲がなくなり、最後にはおかゆも吐き気で食べれなくなりました。
最初の症状から2ヶ月ほど、毎朝下痢をして家から徒歩3分の公園へ行っただけで動悸がして家で倒れこむ。
掃除機をかけただけで疲れてしまう。
ちょっとした口の中の違和感や目の症状が気になり過ぎて病院へ行く。(けど何も異常はない、ただの気にしすぎ)
お風呂に入ると血圧が下がって倒れる。
ずっと微熱が続く。
病院で血液検査やレントゲンを撮ってみても至って健康そのもの。
特に異常はなく、ストレス性のものだと言われました。
公園にも連れて行けず、息子のご飯を作るだけで精いっぱい、私の体重は2ヶ月で5㎏減りました。
幸いコロナ渦で主人がリモートワークをすることになり、家の中にいるのが2人きりではないということで少し心に余裕ができました。
休憩中に主人が息子を公園に連れて行ってくれたり、相手をしてくれる、日中息子以外の人と会話ができるだけで安らぎました。
一時保育
転勤族ということで、出産を機に退職してしまったので常に息子と一緒だった日々。
体調が悪くなってしまったという事で、物理的に息子と離れる時間があった方が良いと思い、市の一時保育にお願いすることになりました。
朝の9時~夕方の4時まで、週に1度お願いすることができました。
幼稚園に入るまで、お金はかかりますが、息子が親以外の人(しかも子供に係わるプロ)と関われる時間にもなり大変助かりました。
保育園での一時保育だったため、保育士さんの幼児に対する接し方も本当に尊敬するほど暖かく息子も最初は大泣きの日々でしたが、次第に自由にお部屋で過ごしたりしていたようです。
やっと幼稚園入園
幼稚園のプレに週1回通わせていたのと、保育園での一時保育を利用していたためか、幼稚園入園は意外とすんなりしていました。
この頃には、人見知りは続いていましたが場所見知りはある程度の時間過ごせば、割と馴染むのが早くなっていました。
最初はずっと先生のエプロンの裾をつかんで後追いをしていたようですが、1カ月経つと5人位のお友達も作れました。
普段から異常に記憶力がいいため、入園1週間で同じクラス全員のフルネームと、その子のお母さんの顔を把握していたそうです。
ただ、幼稚園の帰りや公園でお友達と遊ぶとなっても、私の手を繋いでいないと遊べない状況です。
なぜか息子と手を繋いで小さなお友達と私も鬼ごっこをしたり、一緒に窮屈な滑り台をしました。。
その間息子は一切お友達と会話はない、でもお母さんと手を繋いでいたら遊ぶ。
そのためお友達のお母さんたちとおしゃべりをすることができず、ママ友はほぼいませんでした。
やはり大勢という状態が苦手なようで、園庭で学年全員で遊ぶ時間になると怖くて隅で泣いていたようです。
一度クラスの仲良しのお友達がうちへ遊びに来てくれたのですが、最初から最後まで自分のお気に入りのタオルケットを頭からかぶりソファーで寝たふりをしていました。前日はあんなに楽しみにしていたのに、お友達に申し訳なく息子にいら立ちを覚えました。(なぜかお友達が帰ると分かるとタオルから出てきておもちゃを紹介しだす)
年少さんの3学期でまさかの転勤
ようやく環境になれてきたというところで転勤が決まりました。
また新しい環境でゼロからの始まりかと思っていましたが、最後先生に嬉しいことを教えてもらいました。
「あんなに怖がっていた園庭での遊び時間も、最近は大人数でも自由に楽しそうに駆け回っています。
幼稚園のイベントでもクラスを代表して全園児の前でお仕事をしてくれました。いつもニコニコしていて本当に変わりました!!次の幼稚園でも絶対に大丈夫です!!」
と言ってもらえました。
入園してから半年の間、親の居ないところでは息子なりに頑張っているということが分かり、少し安堵しました。
幼稚園で沢山の同年代のお子さんと触れあう時間が増え本当に活き活きする息子が見れ本当に嬉しかったです。
小学1年生
幼稚園ではあまり自分を発揮することなく、でもなんとなくお友達とも会話ができるようになり、成人の男性は苦手だけど、幼稚園の先生のおかげで大人の女性にはほとんど人見知りすることが無くなりました。
幼稚園で鍛えられたおかげで、ようやく祖父母とも仲良く過ごすことができるようになり、だんだんとコミュニケーション能力が高くなってきました。
話は飛びますが小学1年生になると、今までが嘘だったかのようにお友達と関われるようになりました。
担任の先生からは、男女問わず仲良く遊べて、とても気遣いができる優しいお子さんです、と言われました。
小さい頃から周りを気にしすぎる程観察していたので、良く周りの状況を把握しているようでした。
勉強も遊びもとても意欲的に取り組んでおり、昔心配していた事はほとんどなくなりました。
親としては人見知りだからこうした、という事はほとんどなく、息子がただただ自然に成長していったというだけです。
人見知り・場所見知りの対策
子育て支援センターの先生に相談した結果このような対策を取りました。
- 1つの子育て支援センターに絞って通ってみる
- 無理に遊びに参加させない(見ているだけでもOK)
- 自信が付くまでは親と一緒に安心感を与えながら参加
皆さんがしていることとほとんど一緒の事を私も息子に対して行っていました。
どれが良くて息子の人見知りや場所見知りが薄らいできたかは分かりませんが、無理強いをしない、人見知りで泣いても怒らず見守るという事は息子に安心感を与えられて良かったかなと今では思います。
まとめ
小学生になってようやく親として心配していた、人見知り・場所見知り・後追いが無くなったたという印象。
最初に安全を確認してからじゃないと取り組めなかったり、人の機嫌に敏感であったり、気を使いすぎるところは変わりませんが、逆に考えると何事にも丁寧で人の気持ちが分かる優しい子に育ったなと思います。
病んでいたあの頃に戻るとしたら、しんどい時は一時保育に頼って物理的に離れる時間を増やして!!ということ。
神経質にSNSで情報を得たりしていましたが、教科書どおりにはいかないのが子育て。
我が家のパターンはこでしたが、お子さんの性格はそれぞれだと思うので、我が家のような成長過程もあるのだよと参考にしてみてもらいたいです。
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